2023/02/21 16:21
杖の役割
杖には「歩行の安定化」「足腰の負担軽減」「転倒予防」「疲労抑制効果」などの効用があり、怪我をされた後のリハビリにも使われます。
杖を使って補助すると歩行が楽になり、散歩などで体を動かす時間を増やせたり、行動範囲も広がったりします。
自分のためにも家族のためにも、歩行習慣を身につけ運動能力を維持していきましょう。
目的に合った杖を選ぶ
杖を使うシーンや場所、歩行能力のレベルによって杖の選び方が異なります。
杖の種類を知った上で、適したものを選びましょう。
お出掛けする機会の多い方は、シーン別に杖を用意しておくと便利ですよ。1.杖の種類
折り畳み杖
杖を携帯したい方や車に常備したい方におすすめ
伸縮杖(長さ調整式杖)
自由に長さが調節できるので、初めて杖を使う方やプレゼントにもおすすめです
長さ固定の一本杖 ※杖を任意の長さに切断することもできます
日常的に杖を手放せない方や、杖の適正な長さが分かっている方におすすめです
多点杖
一点杖では不安な方におすすめです
2本杖
つまづく、ふらつくなど、歩行が不安定になり始めた方におススメです
2.杖の適正な長さ
身長に合った杖の長さ
杖が長すぎたり短すぎたりと自分の身長に合わない場合、正しい歩行姿勢を取ることができず、杖が身体に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。適正な杖の長さを知り、購入の際の参考にしましょう。
背の曲がった方に合った杖の長さ
- 無理なく伸ばせる範囲で、軽く背を伸ばします。
- 腕を下げ、肘を曲げやすい所まで曲げます。
- その時の手から地面までの高さが杖の適正な長さとされています。
この長さを基準に、ご本人が疲れず、使い易いと感じる長さを選んであげてください。 重度の円背のお年寄りや、歩行に困難が伴う場合は、理学療法士や専門の先生にご相談ください。
3.正しい杖のつき方
痛みのある足にかかる荷重を少しでも軽減するには、正しい杖のつき方を覚えましょう!
杖のつき方で最も重要なのが、『痛みのない側の手で杖を握ること』です。
例えば、右足が悪いにもかかわらず、利き手で持ちやすいからといって、右手に持ってしまうケースがあります。
このような場合、歩行の補助になるどころか、逆に負荷がかかってしまいます。
正しい杖のつき方をマスターして、快適な杖生活を楽しんでください。
杖のつき方で最も重要なのが、『痛みのない側の手で杖を握ること』です。
例えば、右足が悪いにもかかわらず、利き手で持ちやすいからといって、右手に持ってしまうケースがあります。
このような場合、歩行の補助になるどころか、逆に負荷がかかってしまいます。
正しい杖のつき方をマスターして、快適な杖生活を楽しんでください。
3動作歩行
2動作歩行
歩行が安定している方、杖に慣れている方におススメなのが「2動作歩行」です。
4.グリップ(握り)の種類
シナノ製杖に使用されているグリップ(握り)は、素材や機能などたくさんの種類があります。グリップのタイプから杖を選びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。